SEOを外注すべきか、社内でやるべきかという問いへの答えは、二択ではありません。顧客と商品の情報は社内に残し、調査・設計・制作・技術という専門工程を外部で補う「部分外注」が、大半の会社にとっての現実解です。全部を丸投げすると自社の言葉が消えて成果が出ず、全部を内製すると専門性と時間が足りなくなります。ただし、その分担の割合は会社ごとに違い、時間・専門性・情報量の3つの軸で決まります。この記事はまず、その3軸で自社の分担を判定できる表を渡します。次に、外注する場合の費用の桁、外注先の種類ごとの向き不向き、契約形態で変わる失敗の型を整理し、すでに外注していて成果が出ていない会社には契約の見直し方まで示します。2026年の判断で以前と変わった点が2つあります。AIを使えば内製できる範囲が広がったこと、そして成果地点と支払いを結びつける契約形態が選べるようになったことです。この2点も本文で扱います。
この記事でわかること
- 外注か内製かを、時間・専門性・情報量の3軸で自社が判定できる表
- 社内に残す工程と外注できる工程の分担、AIで内製できる範囲が広がった理由
- 外注費用は支援範囲で桁が決まること、範囲別の目安
- 外注先4種類(SEO会社・制作会社・広告代理店・フリーランス)の向き不向きと、選ぶ7基準
- 契約形態(固定費・成果報酬・混合)で失敗の型がどう変わるか
- すでに外注していて成果が出ない場合の見直し方と、AI検索対策を外注するときの確認点
本文に入る前に、SEO外注をめぐる主要な疑問と答えを早見表で確認してください。それぞれの答えの根拠は各章で順に説明します。
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 外注と内製どちらがよい? | 二択ではなく分担。時間・専門性・情報量の3軸で自社の分担を判定する(i-0) |
| 丸投げできる? | 不可。顧客・商品の情報と、事実確認・公開承認は社内からしか出ない(i-1) |
| 費用はいくら? | 支援範囲で桁が決まる。記事のみ月数万円〜、設計+制作で月10万〜30万円、全面支援で月30万円〜が一般的な範囲(i-3) |
| 誰に頼む? | SEO会社・制作会社・広告代理店・フリーランスで頼めることが違う。7基準で面談確認(i-4) |
| 成果保証をうたう会社は? | 候補から外す。保証できる会社は存在しない。成果地点と支払いを結びつける契約形態は別物(i-5) |
| すでに外注中で成果が出ない | 症状から原因を特定し、契約の支援範囲・成果地点・所有権を見直す(i-7) |
早見表の答えを、自社の判断と契約の実務へ落とすため、次の順で確認します。
外注か内製かは、時間・専門性・情報量の3軸で自社が判定できる
「外注か内製か」で検索したものの、どちらの記事もポジショントークに見えて決めきれない方は多いはずです。判断の軸は3つで、社内の時間、専門性、そして事業情報の量です。SEOの成果物は最終的に「自社の顧客が判断に使う情報」であり、その原材料(顧客の言葉・商品の条件・現場の知見)は社内にしかありません。一方、キーワード調査、サイト構造の設計、記事制作の体制、技術改善は、専門性と作業時間の世界です。この3軸を自社に当てはめると、外注と内製の分担の割合が決まります。
| 軸 | 「ある」の状態 | 「ない」の状態 | 「ない」ときに外注する工程 | 自社の判定 |
|---|---|---|---|---|
| 時間 | 担当者が週数時間以上、継続して確保できる | 兼任者の時間が月数時間しかなく、施策が数か月止まる | 記事・ページの制作、技術改善、計測環境の整備 | |
| 専門性 | キーワード調査、サイト構造の設計、技術面の課題特定を社内でできる | 何が問題か自社で特定できず、自己流の結果を説明できない | 調査・戦略設計、技術改善(社内は事業知識を出す共同作業) | |
| 情報量 | 顧客の言葉、商品の条件、断った案件の理由が社内に蓄積している | 公開できる情報が極端に少ない | 外注できない。ここが空だと外注しても一般論しか生まれない |
表の3行目「情報量」だけは、外注で補えません。時間と専門性は買えますが、顧客と商品の情報は社内からしか出ないからです。したがって答えは、原材料を社内が出し、加工を外部が担う部分外注に落ち着きやすくなります。完全外注と完全内製が合理的なのは、i-2で示す限られた条件の会社だけです。
二択ではなく分担|社内に残す工程と外注できる工程
工程ごとの分担表
分担の設計こそが外注の成否を分ける本体なので、工程ごとに整理します。
| 工程 | 担当 | 理由 |
|---|---|---|
| 事業目標・受注したい案件の定義 | 社内 | 事業責任は移管できない |
| 顧客の言葉・商品情報の提供 | 社内 | 原材料は社内にしかない |
| キーワード調査・戦略設計 | 共同 | 外部の技術×社内の事業知識 |
| 記事・ページの制作 | 外注可(AIで内製も可) | 体制と品質管理を買う工程。AIを使えば社内でも回る |
| 事実確認・公開承認 | 社内 | 自社名で公開する責任 |
| 技術改善・計測環境の整備 | 外注可 | 専門性の世界 |
| 成果の評価と投資判断 | 社内 | 評価を外注先に委ねると検証が働かない |
この表の要点は2つあります。「事実確認・公開承認」を社内に残すことが、誤情報や誇大表現が自社名で世に出る事故を防ぎます。そして「成果の評価」を外注先自身に委ねると、施策の妥当性を検証する目がなくなります。レポートは受け取っても、判断は自社で行ってください。
丸投げが一般論しか生まない理由
丸投げが失敗するのは、外注先の能力の問題ではなく、原材料がないからです。Googleは、検索順位の操作を目的としたコンテンツではなく、独自の情報・レポート・研究・分析を提示し、専門知識の証左や情報源を示す、ユーザーを第一に考えたコンテンツを上位に掲載する設計だと明示しています。顧客の言葉と商品の条件を渡さずに作られた記事は、この「独自の情報」を持ちようがなく、どれだけ制作力が高くても一般論になります。
出典:Google 検索セントラル『有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成』(公開日記載なし)(2026年8月19日確認)
AIで内製できる範囲が、以前より広がった
分担表の「記事・ページの制作」は、以前なら外注か専任者かの二択でした。いまは兼任1名がAIを使いながら進めれば、商品ページの下書き、記事の構成と本文、キーワード候補の整理まで社内で回ります。当社の実運用では、AIを使った制作は従来の4〜5倍の生産性が出ており、この記事も当社のホームページもAIで制作しています。人が担うのは、一次情報を出すことと、AIが書いたものの事実確認・公開承認です。つまり、i-0の3軸のうち「時間」と「専門性」の壁はAIで下がり、外注しなければならない工程は技術改善と戦略設計の一部に絞られてきています。分担表の右列が「外注可」から「AIで内製も可」に変わっている行は、この変化を反映したものです。AIを使った進め方は中小企業のSEO対策の進め方で扱っています。
外注した方がよい会社と、内製した方がよい会社
3軸を裏返すと、外注寄りと内製寄りに分かれる
i-0の3軸を裏返すと、次のように分かれます。
外注(部分外注)が合理的な条件
- 社内にWeb専任がおらず、兼任者の時間が月数時間しかない
- サイト構造・技術面の課題を自社で特定できない
- 記事や改修の実行が数か月止まっている
- 過去に自己流で取り組み、成果の理由も不成果の理由も説明できない
内製が合理的な条件
- 編集・制作のスキルを持つ専任担当を確保できる、またはAIを使って兼任者が回せる
- 経営者や現場が情報発信に時間を割ける文化がある
- 商材の専門性が高く、外部ライターへの知識移転コストが大きい
- 月々の外注費より、採用・育成への投資を選べる
外注側に共通するのは、判断や実行が「止まっている」状態です。外注の最大の価値は、専門知識そのものよりも、施策が前に進む体制を買えることにあります。ただし、この場合でもi-1の「社内に残す工程」まで手放してはいけません。内製側の3つ目は見落とされがちです。高度に専門的な商材では、外部が書ける水準まで知識を渡す手間が、自社で書く手間を上回る場合があります。この場合は、執筆は社内(AI補助)、構成設計と技術面のみ外部という逆転の分担が機能します。内製でも、キーワード設計の考え方はSEOキーワード選定のやり方のような公開情報で補えます。
そもそもSEOをやるべきかを先に確認する
外注か内製かの前に、自社にSEOの意味があるかを確認していない会社があります。検索需要のない商材、3か月以内の売上が必要な状況、紹介だけで受注枠が埋まっている会社では、外注しても内製しても成果は出ません。判定の方法はSEO対策に意味があるかを判定する5条件で整理しています。SEOをやると決めたうえで、この記事の分担を設計してください。
外注費用は、支援範囲で桁が決まる
支援範囲別の桁
費用の判断でまず捨てるべきなのは、「月額いくらが相場か」だけで比べる発想です。同じ月額10万円でも、戦略設計込みと記事納品のみでは中身がまったく違います。比較すべきは、支援範囲(何をどこまでやるか)、契約期間と総額、そして社内の対応工数を含めた実質コストの3点です。そのうえで、支援範囲ごとの桁を示します。次の表は当社が観測してきた一般的な範囲であり、公的な統計ではありません。
| 支援範囲 | 月額の桁 | 含まれることが多いもの | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| 記事制作のみ | 数万円〜(1本あたり数千円〜数万円) | 記事の執筆・納品 | キーワード設計と受け皿ページが自社にある会社 |
| 設計+制作 | 10万〜30万円 | キーワード調査、構成設計、記事・ページ制作、月次レポート | 専任がおらず、設計から任せたい中小企業 |
| 全面支援 | 30万円〜 | 上記+技術改善、内部施策、戦略の見直し、定例会議 | 中規模以上、複数サイト、競争の激しい領域 |
| 成果報酬型 | 初期費用+成果地点ごとの報酬(順位・問い合わせ等) | 契約による。支援範囲は会社ごとに大きく異なる | 成果が出るまでの費用を抑えたい会社。成果地点の定義が命 |
見積もりの段階では、施策の内訳が成果物単位で書かれているか、レポートの範囲、最低契約期間と解約条件、追加費用が発生する条件を確認してください。金額の目安や内訳の詳細はSEO対策の費用相場で扱っています。
「一式」の1行見積もりは、比較も検証もできない
「SEO対策一式 月額◯万円」という1行見積もりは、比較も検証もできない契約の入口です。何をどこまでやるかが書かれていないため、他社の見積もりと並べられず、契約後に「やっていない」と指摘することもできません。見積もりを受け取ったら、支援範囲を成果物単位(記事◯本、ページ改修◯本、調査レポート、技術改善の対象)で書き直してもらってください。断られた場合、その会社は候補から外して構いません。
外注先は4種類あり、頼めることが違う
4種類の向き不向き
「SEOを外注する」と一口に言っても、頼む相手の種類で得意なことと向かないことが違います。相手の種類を間違えると、能力の問題ではなく役割の問題で成果が出ません。
| 外注先 | 得意なこと | 向かないこと | 確認点 |
|---|---|---|---|
| SEO会社 | キーワード調査、戦略設計、技術改善、継続的な改善 | サイト全体の制作、広告運用(会社による) | 自社の業界・規模の支援実績、施策の透明性、契約形態 |
| 制作会社 | サイト・ページの制作、リニューアル、デザイン | 継続的なSEOの改善、キーワード設計(対応範囲は会社ごとに違う) | SEOをどこまで見るか。制作後の運用を誰がやるか |
| 広告代理店 | 検索広告・SNS広告の運用、短期の集客 | SEOの継続改善(付随サービスの場合が多い) | SEOが主業務か付随か。担当者の専門性 |
| フリーランス | 記事執筆、特定領域の専門作業、費用を抑えた部分外注 | 技術改善、大規模サイト、体制の継続性 | 得意領域、稼働の継続性、所有権と引き継ぎ |
制作会社にSEOまで頼めるかは会社ごとに違います。石川県内の制作会社の対応領域は石川県のホームページ制作会社の対応領域一覧で確認できます。
候補を絞ったあとの7つの選定基準
候補を2〜3社に絞ったら、契約前の面談で次の7点を順に確認してください。
外注先を選ぶ7つの基準
- その会社自体が検索で見つかるか(自社実績)
- 自社の業界・事業規模に近い支援経験があるか
- 施策の内容と根拠を具体的に説明できるか
- 順位ではなく問い合わせ・売上への道筋を語るか
- コンテンツ・データ・アカウントの所有権が自社に残るか
- 契約期間・解約条件・追加費用が明文化されているか
- できないこと・保証できないことを明言するか
7つのうち最後の1つは、誠実さの試金石になります。順位・AI推薦・成果時期を保証する会社は、その時点で候補から外してください。保証できる会社は存在せず、保証を語る会社は契約後の説明も同じ調子で流れます。逆に「それは保証できません」と言える会社は、できる範囲の説明も正確な傾向があります。
契約形態で失敗の型が変わる|固定費・成果報酬・混合
3つの契約形態の比較
同じ外注先でも、契約形態によって起きやすい失敗が変わります。固定費で長期契約すると成果が出るまでの費用が読めず、成果報酬型は成果地点の定義次第で事業に関係のない語で達成扱いになることがあります。どの形態にも一長一短があり、自社の状況で選びます。
| 契約形態 | 仕組み | 向いている会社 | 起きやすい失敗と防ぎ方 |
|---|---|---|---|
| 固定費(月額) | 支援範囲に対して毎月定額を支払う | 資金に余裕があり、長期で体制を買いたい会社 | 成果が出なくても費用が積み上がる。支援範囲を成果物単位で定義し、90日ごとに継続判断する |
| 成果報酬型 | 成果地点(順位・流入・問い合わせ等)に達したときに報酬が発生する。初期費用の有無は契約による | 成果が出るまでの費用を抑えたい会社。成果地点を事業に近い指標に置ける会社 | 成果地点が「順位」だと、事業に関係の薄い語で達成扱いになる。対象キーワードと達成条件を契約前に確認する |
| 混合(固定費+成果報酬) | 基本の支援を固定費で、成果に応じて上乗せ | 双方のリスクを分けたい会社 | 固定部分と成果部分の範囲が曖昧になりやすい。どの作業が固定に含まれ、何が成果条件かを分けて書く |
成果地点をどこに置くかで、契約の質が決まる
成果報酬型を選ぶ場合、契約の質は成果地点の定義で決まります。「指定した3語で10位以内」を成果地点にすると、その3語が受注に近い語でなければ、達成しても事業には何も起きません。逆に「有効問い合わせ◯件」を成果地点に置ければ、外注先の利害と自社の利害が揃います。当社が成果報酬型のSEOを提供しているのも、固定費契約で起きやすい「一式契約で施策内容を把握しないまま費用が積み上がる」型への回答としてです。契約形態そのものに優劣はなく、成果地点と支援範囲が書面で定義されているかどうかが、どの形態でも本質になります。成果報酬型の仕組みと注意点は成果報酬型SEOとはで詳しく整理しています。
失敗する7つの型と、契約前に塞ぐ方法
失敗には型があり、契約前に読んでおけば大半は避けられます。
| 失敗の型 | 兆候 | 契約前に塞ぐ方法 |
|---|---|---|
| 丸投げして自社の情報を渡さない | 納品物が一般論ばかりで、自社の言葉がない | 一次情報を出す担当と月次のヒアリングを契約に組み込む |
| 「一式」契約で施策内容を把握していない | 何をやってもらっているか説明できない | 支援範囲を成果物単位で書面化する(i-3) |
| 順位レポートだけ受け取り、問い合わせを見ていない | 順位は上がったが事業に変化がない | 評価指標を有効問い合わせに置き、社内で月次判断する |
| 安さだけで選び、記事の事実確認をしていない | 誤情報や誇大表現が自社名で公開される | 事実確認・公開承認を社内に残す(i-1) |
| 成果保証・順位保証の営業トークで契約した | 保証が達成されず、説明も曖昧 | 保証を語る会社は候補から外す(i-4の7基準) |
| 所有権の取り決めがなく、解約時にサイトや記事を失った | 解約を切り出したら「記事は当社の資産」と言われる | コンテンツ・解析・広告アカウントの所有権と引き継ぎを契約書に明記する |
| 社内の窓口担当がおらず、確認が数週間止まる | 外注先から催促が来る。公開が遅れる | 窓口と承認者を1名決め、回答期限を運用ルールにする |
7つに共通する根っこは、i-1の分担表で「社内」に置いた工程を手放したことです。外注の失敗は大半の場合、外注先の能力の問題である前に、発注側の関与設計の問題として始まります。
すでに外注していて成果が出ない場合の見直し方
症状から原因を特定する
すでにSEOを外注していて成果が出ていない場合、「外注は意味がない」と結論づける前に、原因を特定してください。症状から原因を絞ると、契約の見直し方が決まります。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 納品物が一般論で、自社の顧客に響かない | 一次情報を渡していない | 外注先に顧客の言葉・商品条件を出した回数を数える。ゼロなら発注側の問題 |
| 何をやってもらっているか説明できない | 支援範囲が「一式」で定義されていない | 契約書と見積書に成果物単位の内訳があるか |
| 順位は上がったが問い合わせが増えない | 成果地点が順位で、受注に近い語ではない | 上位表示している語で検索する人が自社の顧客になり得るか |
| 記事は増えたが商品ページが古い | 受け皿の設計がない | 記事から商品ページへの導線と、商品ページの更新日 |
| レポートは来るが判断できない | 評価を外注先に委ねている | 自社で有効問い合わせを月次で数えているか |
契約を見直すときに確認する3点
原因が特定できたら、その原因に対応する部分から契約を見直します。確認するのは次の3点です。
契約を見直すときの3点
- 支援範囲:成果物単位に書き直せるか。応じない場合は乗り換えを検討する
- 成果地点:順位・PVから有効問い合わせに変えられるか。契約形態を混合や成果報酬型に変えられるか
- 所有権:コンテンツ・解析アカウント・広告アカウントの所有権と、解約時の引き継ぎ条件が書面にあるか
所有権が取り決められていない契約は、成果の有無にかかわらず見直しの対象です。
AI検索対策を外注するときの確認点と、90日の検証
AI対策の中身を通常施策との差分で説明させる
「AI対策」「LLMO対策」を掲げる支援サービスが増えていますが、確認すべきことは通常のSEOと大きく変わりません。GoogleはAI検索向けの特別なファイルや新しい技術要件は不要で、従来のSEOの基本が土台になると案内しています。したがって面談では、「AI対策として具体的に何をするのか」を通常施策との差分で説明させてください。
出典:Google 検索セントラル『AI機能とウェブサイト』(公開日記載なし)(2026年8月19日確認)
| 回答の種類 | 内容 | 判断 |
|---|---|---|
| 健全 | 料金条件・対応範囲・事例といった条件情報の整備と、対話での候補残存を測る観測設計 | 通常のSEO支援の延長として妥当 |
| 見送る | AIへの引用保証、特殊ファイルの設置だけ、仕組みを説明しない独自手法 | 候補から外す |
観測の具体的な方法はLLMO対策の具体的な方法で確認できます。
外注開始から90日で確認すること
契約後の最初の90日は、成果を求める期間ではなく、体制と方向性を検証する期間です。
0〜30日 設計の確認
担当:社内窓口+外注先キーワード設計と受け皿ページの計画が、自社の受注条件と一致しているかを確認します。
31〜60日 実行と品質の確認
担当:社内窓口納品物の事実確認の精度、修正対応、コミュニケーションの速度を見ます。
61〜90日 兆候と継続判断
担当:経営+社内窓口表示・流入・問い合わせの質の変化を確認し、継続・修正・解約を判断します。
90日で受注の急増を求めるのは早すぎますが、設計の妥当性と仕事の質は90日あれば判断できます。ここで違和感を放置すると、契約期間だけが消化されていきます。
SEO外注に関するよくある質問
外注を検討する段階で多い質問へ短く答えます。前提によって結論が変わる項目は、本文の該当章もあわせてご覧ください。
A. 形式上は存在しますが、推奨しません。顧客と商品の情報なしに作られたコンテンツは一般論になり、成果にも自社の資産にもなりにくいためです。
A. 条件付きであります。キーワード設計と受け皿ページが整っていることが前提で、設計なしの記事購入は失敗の型の典型です。AIを使えば記事は社内でも回るため、外注するなら設計と技術改善を優先する考え方もあります。
A. 支援範囲によって、記事のみで月数万円〜、設計+制作で月10万〜30万円、全面支援で月30万円〜が一般的な範囲です(i-3)。金額単体での比較は意味を持たず、範囲・総額・契約条件をセットで見てください。
A. 条件次第です。成果地点が「順位」の場合、事業に関係の薄い語で達成扱いになる契約もあります。対象キーワードと達成条件を契約前に確認してください。成果地点を有効問い合わせに置ければ、外注先と自社の利害が揃います。
A. 初回は短めが安全です。90日の検証を経てから長期契約へ移る二段階にすると、見極めの機会を確保できます。
A. 契約次第です。コンテンツ・アクセス解析・広告アカウントの所有権と引き継ぎ条件を、契約前に書面で確認してください。ここの取り決めがない契約は避けるべきです。
A. 記事・ページの制作は社内で回る範囲が広がりました。ただし戦略設計・技術改善・第三者による検証は、専門性の世界のままです。外注の対象が「制作」から「設計と技術」へ移る、というのが当社の見立てです。
事業責任を社内に残し、不足部分を補う
SEO外注の判断で押さえる要点を、この記事の流れに沿って整理します。
- 二択ではなく、社内が原材料・外部が加工の部分外注が現実解。分担は時間・専門性・情報量の3軸で決める
- 事実確認・公開承認・成果の評価は社内に残す。AIで内製できる範囲は広がった
- 費用は月額ではなく、支援範囲・総額・社内工数で比較する。「一式」の1行見積もりは受け取らない
- 外注先は4種類で頼めることが違う。保証を語る会社は外し、できないことを明言する会社を選ぶ
- 契約形態に優劣はなく、成果地点と支援範囲が書面で定義されているかが本質
- 最初の90日で設計と仕事の質を検証してから長期を判断する
外注は、事業責任の移管ではなく、体制の補強です。この前提を共有できる会社となら、外注は投資として機能します。なお、順位・AI推薦・成果時期の保証を前提としたご相談には、当社を含めどの支援会社も本来お応えできません。自社の場合は何を残して何を任せるべきか、AIで内製できる範囲はどこまでか、成果地点をどこに置くべきかを整理したい場合は、ご相談ください。